こんにちは!たいせーです。
- 公務員試験と民間企業どちらも気になるけど併願できるのかな?
- 公務員試験一本だと就職できるか心配・・・
- 自分は公務員と民間企業どっちに向いているのだろう。
今回はこんな疑問を持って悩んでいる方に参考になる記事を用意しました。
私自身、学生時代は公務員試験を目指しながら民間企業も併願して受験しました。
と言うのも、併願したのには
「公務員試験一本で受験して、就職が決まらなかったらどうしよう・・。」
こんな恐怖があったからです。
一方で、友人には
「公務員試験と民間企業を併願したら、両方とも中途半端になるよ。」
とも言われ、何度も進路に悩むことがありました。
今回は、私の実体験をふまえて「公務員試験と民間の併願」について取り上げます。
本記事を読めば、公務員試験と民間の併願について悩んでいる方は、より広い視野で就職活 動に動き出せるはずです。
では、まいりましょう!
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目次
公務員と民間企業の違いについて
就職活動をする上で、公務員になるか民間企業に就職するか悩む人は多いです。
しかし、
「なぜ公務員になりたいか?」
と聞かれると
「何となく安定しているから」といった人も多いはず。
公務員と民間企業の両方に勤めていた経験から言うと、仕事の特徴や組織風土、給与など様々な点で違いがあります。
まずは、公務員と民間企業のメリット・デメリットを見ていこう。
公務員のメリット・デメリット
変化が激しい時代のため、大手民間企業でも簡単にリストラや給与の削減、ボーナスカットが行われます。
そんな中、一般的に公務員は不祥事を起こすことがなければ
- クビになることはない
- 給与やボーナスがカットされることもない
です。
特に、不景気の時は、こうした点は公務員の最大のメリット。
「公務員が安定している」と言われる一番の理由ですね。
公務員になると分かりますが、公務員の社会的信頼はかなり高いです。
例えば、私もマイホームを建てた際は、金融機関で数千万の住宅ローンを簡単に組むことができました。
民間企業に勤務していた経験から言っても、公務員は、
- お金を借りやすい=返せる見込みがある
という世間一般のイメージは今も健在。
つまり、公務員は社会的信頼が高いと思われているんですね。
民間企業の総合職などは全国転勤も多く、ライフプランが描きにくい。
一方、地方公務員であれば転勤がないため、子育てや仕事も慣れた環境で続けることができます。
転勤があれば、そのたびに生活環境が変わります。
これは想像以上に負担。
特に、子どもがいる家庭であれば住み慣れた環境で生活したいって思う人も多いはず。
私にも3人の子どもがいるため感じますが、慣れた環境で生活できるのは精神的にも大きな メリットです。
公務員の最大のデメリットがこれ。
頑張って仕事をしたとしても、給与にはほとんど反映されることはありません。
「民間企業のように、営業でこれだけ成果をあげられた」
といった数値で測れる仕事はほとんどないためです。
つまり、
- 頑張って仕事をした人
- 全く仕事をしていない人
おかしな話ですがこの二人の給与は階級が同じであれば全く変わらないんです。
頑張って仕事をしている人にとって、悲しい話ですよね。
公務員は、公務員という狭い世界の中だけで通用する仕事をします。
そのため、どうしても市場価値が上がりにくい。
もちろん一概には言えませんが、民間企業で専門的なスキルを付けた方が転職市場でも評価されやすいと言えるでしょう。
民間企業のメリット・デメリット
公務員と比較した場合、民間企業では頑張った分だけ給与に反映されやすい制度が整っています。
なぜなら、成果を数値で測れる場合が多いからです。
私が民間企業に勤めていた際も、成果を出した人はそれだけ多くの給与(ボーナスも)をもらえていました。
「たくさん仕事を頑張って給与を多くもらいたい」
こうした意識のある方は民間企業で勤めた方が向いているでしょう。
民間企業は上記のとおり、成果が給与に反映されやすい環境です。
そうした環境で働けば、お互い仕事を通じて、切磋琢磨することができます。
公務員とは異なり、競争的な環境の中で働くことで、社会人として早く成長することができるんですね。
これが公務員と比較した場合の最大のデメリットですね。
大企業でさえ、リストラやボーナスのカットは珍しくなくなりました。
毎日のように、希望退職者を募集している企業がニュースにも溢れています。
もちろん公務員も今後、様々な行政改革がなされることで将来はどうなるか分かりません。
しかし、現状は雇用の安定という観点だけで比較すると、圧倒的に公務員の方が安心できる環境です。
- 雇用が安定した企業に入りたい
そう思う方は公務員を目指しましょう。
公務員試験と民間企業の併願をオススメする理由
公務員試験を目指して勉強を始めた人が、一番抱える不安
それが、
- 自分はこのまま公務員試験一本で就職活動して良いのだろうか
という迷いです。
そんな方には、ぜひ民間企業を併願することをオススメしたい。
なぜなら、公務員試験を目指す人は全落ちするケースだってあるからです。
そうしたリスクを避けなければ、大学を卒業しても浪人やフリーターになってしまう可能性があるんです。
もちろん、それでも公務員を目指したいという強い意志があれば良いです。
しかし、そうでなければリスクヘッジとして、民間企業も併願した方が賢い選択だと思いませんか?
さらに、民間企業を併願すれば公務員試験にとっても大きなメリットがあります。
それは何か?
具体的には、下記4つです。
順に説明していきますね。
①緊張感ある本番の面接・グループ討論に慣れることができる
最大のメリットがこれ。
民間企業の面接を受けることで、本番の緊張感に慣れることができます。
面接の緊張感は想像以上のものです。
いくら模擬面接で練習したとしても、本番の緊張感を味わうことはできません。
民間企業を併願する人は、公務員一本で受験する人よりも本番の面接を通じて自分の「面接力」を磨くことができるんです。
実際に、私が受けた公務員試験のグループ面接でも、面接官の質問に硬直して何も答えられなくなってしまう受験生が何人もいました。
公務員試験一本で受験する人が面接で戸惑っている時に、面接慣れしたあなたは、大きな差をつけることができるはずです!
②民間企業の内定があれば精神的に安心して受験できる
公務員試験一本で受験する人は、
- 公務員試験に受からなかったらどうしよう・・
こうした不安の中毎日受験勉強をし、当日の試験を迎えることになります。
これが、どれだけプレッシャーになることか。
私は、民間企業の内定をもらった上で受験したので、安定したメンタルで公務員試験に臨めました。それこそ、
- 落ちても民間企業に行けば良いか!
くらいの軽い気持ちで。
また、公務員試験の面接の際には、
「民間の内定がある自分=他の面接官が優秀と判断した人材」
という自信を持つことができたため、自然と声や態度にも良い影響が表れていたはずです。
内定を一つでも持っていると、リラックスすることができ自分の本来の良さを面接官にアピールできるでしょう。
③民間企業の筆記試験対策にもなる
民間企業の採用試験では、SPIなどの適正試験を受けさせられます。
こうすることで応募者をふるいにかけるわけですね。
一方で、公務員を目指す人は、試験科目の中に数的処理と呼ばれるSPIに似た科目を勉強することになります。
この数的処理はSPIよりも、内容がかなり難しいんです。
数的処理の方がはるかに難しいため、毎日の公務員試験の勉強でSPIに苦労することはなくなりました。
こうした、民間企業の適正試験においても、公務員試験の勉強は役立つんです。
④世の中に対する視野が広がる
民間企業を併願するメリットとして、視野が広がる点も見逃せません。
民間企業も併願すれば、その企業の採用担当者の話を聞く機会があります。
そうした経験を通して、より広い視点で社会を見る目が養われるはずです。
様々な企業の話を聞けるのは、学生だけに与えられた特権です。
公務員だけを目指すよりも、 民間企業を知ることで、「公務員になる目的」も明確になり、 志望動機も磨かれていくことでしょう。
公務員試験と民間の併願は可能なのか?
ここまで、民間企業を併願することのメリットを見てきました。
しかし、
- ただでさえ公務員試験はたくさん勉強しないといけないのに、民間企業も併願できるの?
こう思った方もいるのではないでしょうか。
確かに、簡単なことではありません。
しかし、時間を上手に使うことができれば併願することは可能です。
というよりもむしろ、先ほど説明したメリットにより、併願した方が合格率は高まるとさえ思っています。
下記のとおり、民間企業を併願して受験する際のポイントも押さえておきましょう。
併願を成功させるためのキーポイント
キーポイントは2つです。
- 早めに公務員試験の勉強を開始する
- 民間企業の志望業界を狭めて就職活動する
それぞれについて詳しく解説します。
①早めに公務員試験の勉強を開始する
当然ですが、民間を併願する場合は公務員試験一本よりもやることが増えます。
直前になって焦らないよう、早め早めに公務員試験の勉強を行いましょう。
就活があった日にも「毎日1時間は必ず勉強する」といった計画を決めて、継続することが大切です。
筆記試験に落ちたら元も子もないので、しっかり勉強する時間を早い段階から確保するようにしてください。
公務員試験をいつから開始すべきか知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね!
【まとめ】公務員試験の勉強をいつから開始するべきか徹底解説②民間企業の志望業界を狭めて就職活動する
公務員試験の勉強時間を確保するためにも、効率的に就職活動を行う必要があります。
その際に大切なのが、
- 早めに自分の志望業界を決める
ことです。
そうすれば興味のある業界の説明会だけ話を聞きに行く、といった時間的に負担のない就活ができます。
就活に費やす時間を減らすことができれば、併願のハードルもグッと下がります。
公務員試験と民間を併願しない方が良い人
ここまで、公務員試験と民間企業を併願するメリットについて説明してきました。
ただし、
- 公務員試験の勉強が全然間に合っていない人
については、併願はオススメしません。
併願する場合は、公務員試験に向けた勉強時間がどうしても減ってしまうからです。
勉強時間を確保して、第一希望の公務員になることだけを考えましょう。
就職先にどうしても迷ったら民間企業に就職しよう
最後に一つだけアドバイスをしたいと思います。
もしあなたが、
- 何度も何度も自分で考えたけど、公務員と民間企業どっちに就職したら良いか分からない。
そう思った場合、
学生であれば、民間企業に就職することを勧めたいと思います。
公務員と民間企業の両方に就職した経験から言いますが
- 公務員→民間企業
- 民間企業→公務員
あなたは、どちらの方が転職するのが難しいか分かりますか?
これは、圧倒的に「公務員→民間企業」の方が難しいんですよね。
公務員は転職市場において、なかなか評価されにいくい。
これからは人生100年時代と呼ばれるように、人生で何回か転職することも増える時代です。
それだったら、より幅広い選択肢を持つことができるみんな民間企業を選んだ方が賢明な判断だと思います。
後から公務員になりたいと思えば、年齢制限さえクリアすれば受験することができますし。
でも、
- 筆記試験を勉強する時間がない
と思った方もいるかもしれません。
しかし、最近の公務員試験では、社会人経験者枠の試験も多く、筆記試験の範囲が狭い面接重視の試験も増えています。
こうした点からも、悩んで答えが出せない方には民間企業をオススメしたいと思います。
【まとめ】公務員試験と民間の併願
上記のとおり、公務員試験と民間で悩んでいるなら断然、併願することをオススメします。
その分負担は増えますが、公務員試験一本の受験生に大きな差を付けられるはずです。
また、就職活動をやり切った時は納得のいく進路を選べるはず。
繰り返しになりますが、併願するには早め早めの行動が大切です。
意識して動き出しましょう!
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