公務員になるためには、避けて通れないのが公務員試験。
その公務員試験の中でも「数的処理」は主要科目の一つであり、絶対捨てることができない科目です。
しかし、
- 数的処理が難しすぎて全く理解できない
- そもそも数的処理は数学的センスがある人しか解けないはず
- 自分は無能だから勉強しても無駄では?
私もこんな思いを持って勉強していました。
「数的処理には特別な才能が必要なのか?」
過去に2度公務員試験を合格した公務員だから分かりますが、数的処理に特別な才能は全く必要ありません。
今回は、数的処理が苦手で解けるようにならない人に向けて
- 数的処理を解けるようになるためのオススメの勉強法
- 数的処理を勉強する際の使える教材
についてお伝えします。
記事を書いている私は、公務員(市役所)→大手民間企業→公務員(特別区)という経歴の持ち主です。
2度の公務員試験に合格しているため、数的処理に悩んでいる人にとって役に立つはずで す。
ぜひ、最後までお読みください!
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目次
公務員試験において数的処理は捨て科目にできるのか?
公務員試験において、数的処理はどの試験においても出題数が多く、決して捨てられない科目です。
具体的に各試験種において数的処理がどれくらい出題されるのか見てみましょう。
国家総合職 | 16問 |
国家一般職 | 16問 |
裁判所職員 | 17問 |
国税・財務専門官 | 16問 |
地方上級 | 16問 |
東京都庁 | 16問 |
特別区 | 16問 |
他の教養科目の出題数は、世界史や日本史、数学などは1〜2問程度。
それと比べると、数的処理は出題数が圧倒的に多く、全問捨てた場合合格は限りなく難しくなると言えます。
とは言っても、
数的処理が全然解けるようにならないから勉強しても無駄では?
と思っている人も多いと思います。私もその一人でした。
- 勉強して理解しても次の日には忘れてしまう
- そもそも問題集の解答を見ても解き方が理解できない
こんな思いで何度も挫折し、数的処理の勉強が苦痛で仕方ありませんでした。
数的処理に苦手意識を持っている人は、まず、数的処理に抱いている誤解を捨て去ることが大切です。
数的処理が苦手な人の3つの誤解
数的処理が苦手な人は、以下の3つの誤解を捨て去りましょう。
- 数学的なセンスが必要だ
- すべての問題を解く必要がある
- 一度理解したのに忘れてしまう
順を追って説明しますね。
「数的処理ができる人はもともと、センスがある」
苦手な人は数的処理が得意な人を見てこう思いがちです。
もちろん、中には数的処理が最初から得意な人もいるでしょう。
しかし、公務員試験における数的処理は数学的なセンスは特に必要ありません。
実際、私も私大の文系卒で数学的なセンスなどありませんでしたが、2度公務員になることができました。
しかも、むしろ数学は苦手な方で、初めての公務員模試では数的処理を2問しか解けなかったほど。
それでも、一生懸命勉強すれば解けるようになります。
上達するには、
- 解法のパターンを暗記する
- 自分の手を動かして解いてみる
この2点を意識してください。
特に、苦手な人は自分で考えて解こうと思いがちです。
そうではなく、解き方のパターンを暗記することが大切。
公務員試験の数的処理は、過去に出題された問題が数値を変えて出題されます。
また、仮に見たことがない問題でも、根っこの考え方は同じだったりします。
そのため、まずは基本的な問題に関する解き方のパターンを覚えることが先決。
そして、覚える際には自分の手で計算し解いてみてください。
目で眺めているだけでは中々覚えることはできません。
「習うより慣れろ」です。
公務員試験の教養科目は試験種にもよりますが、6割取れれば十分合格することができます。
数的処理で満点を取る必要はありません。
つまり「みんなが解ける問題を落とさないこと」が大切です。
難しい問題はみんなできませんからね。
「頻出問題をしっかり解けるように勉強し、余力があれば応用問題も押さえていく」
このマインドをもって勉強をしていきましょう。
数的処理の勉強は本当に苦痛です。
なぜなら、一度理解して「分かったぞ!」と思っても翌日にはキレイさっぱり忘れているからです。
私も一度理解した問題を、翌日には真っさらに忘れてしまうことに愕然としました。
特に公務員試験は並行してたくさんの科目を勉強する必要がありますよね。
そのため、
- 数的処理に割ける時間が限られている
- 勉強時間が限られているため、解き方を忘れてしまう
こうした負のループに陥りがち。
しかし、時間が限られているのはみんな同じ。
- 毎日5問必ず問題を解く
- 隙間時間を活用して10分だけ解説を読んでみる
こうした地道な練習が大切です。
数的処理ができるようになるには、一定の時間がかかります。
「継続は力なり」
です。
【数的処理が苦手な人へ】具体的な勉強法とは
ここまでは、主に数的処理を勉強する時の「考え方」について見てきました。
次からはいよいよ私が実践した、具体的な勉強法について説明します。
数的処理は、大きく3つの分野に分かれ「数的推理」「判断推理」「資料解釈」から成り立ちます。
内容は異なりますが、勉強方法は変わりません。
意識すべき大切なことは、
- 手を実際に動かしながら問題を解く
- 一つの信頼できる問題集を使用して解法パターンを暗記する
- 問題集は最低4回以上繰り返す(量をこなす)
の3点。
数的処理は、解法パターンを暗記する必要があるため、一つの信頼できる問題集を使用して学習するようにしてください。
そして、その問題集を下記の流れで学習することをオススメします。
- 問題文を読んでどんな問題が出題されるのか把握するステップ
- 自分の頭で考えるのは時間の無駄なので、解答をすぐみて解き方を理解する
- 理解したら実際に自分の手を動かして計算(再現)する
- 解法パターンを覚えていくステップ
- おそらくほとんど覚えていないはずなので、解説を読んで手を動かして暗記する
- 解法パターンを徐々に自力で解き始めるステップ
- 自分の記憶を頼りに自力で解いてみる
- 解法のパターンを頭に定着させるステップ
- 自力で解いて、解ける問題と解けない問題を把握する
このような問題集の使い方で私は数的処理を学習しました。
初めての模試では2点しか取れなかった私も、本番では、数的処理で足を引っ張ることはありませんでした。
大切なので何度も言いますが、問題集は最低でも4週以上繰り返すようにしてください。
数的処理は「暗記科目」です。
覚えるためには、何度も繰り返しやって体で覚えることが大切です。
習熟度について個人差も出てくるはずですので、苦手な人は6周、7周することをオススメします。
その他オススメのテクニックとして、問題文の脇に解いた日付と解くことができたか目印を入れておくと便利です。
苦手な問題だけ、反復して解くなど習熟度に応じて勉強してみてくださいね。
数的処理は暗記科目。出題される問題のパターンを暗記しよう!
数的処理に使える教材はコレだ!
ここからは、数的処理に使える教材をご紹介します。
教材に関しては、相性もあるので二つの教材をお伝えします。
苦手な人は参考にしてみてくださいね。
このブログでは、公務員試験の勉強をする際は、独学よりもプロの講師に教えてもらうことを推奨しています。
大手予備校にも通っていた経験がある私が、使える教材だと思うのは、やはりそのプロの講師の教材。
まずは、『公務員試験「数的推理」が面白いほどわかる本(柴崎 直孝著)』 の教材を学習し、解き方のパターンを理解・暗記してください。
その後、自分が受験する試験種に合わせて、下記の問題集を学習すれば十分です。
もし、予算に余裕があればぜひこの方の授業を一度受けてみてください。
より効率的に勉強を進めることができるはずです。(実際に私も受講しました)
気になった方は、下記のリンクと実際の授業の様子を見てみてくださいね。
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私としては、パターン①の教材をオススメしますが、もし肌に合わない人はこちらの教材も使えます。
数的処理の教材として定評のある、 畑中敦子さんの「ワニ本シリーズ」 。
最近、教材もアップデートされ最新の傾向も反映されている状況です。
解説も詳しく書かれている良著なので、こちらもオススメ。
パターン①②どちらで学習しても良いですが、模試は必ず受けるようにしてくださいね。
まとめ
主に数的処理の勉強方法を説明してきましたが、一番伝えたいことは「数的処理に特別な才能は必要ない」ということ。
「解法のパターンを暗記して、解ける問題を落とさず得点していく 」
このマインドが大切です。
苦手な人でも毎日継続して努力していけば、必ずできるようになりますし、公務員試験にも受かります。
ぜひ、諦めずに頑張ってください。
以下の記事では、数的処理以外の教養科目のオススメ参考書も紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
【教養科目】独学で公務員試験に合格するための参考書24選面接の詳細については、下記のnoteにまとめています。ぜひ参考にしてください。